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草津町と中之条町の日記

群馬県中之条町より発信

栗生楽泉園だより

先週、入所者3名とお茶会をした中での話である。

入所のときの昔話になり、その女性の方は国鉄長野原駅(現JR長野原草津口駅)に夜20時ころ汽車が到着したそうである。

その方の父親と妹と3名、当時10代だった。

しかし、草津温泉までのバスがない。

しかたなく徒歩で草津に向かった。

2月だったが雪はさほどなかったそうである。

 

長野原駅から草津の栗生楽泉園までは約15キロメートル以上、しかも、長野原駅は標高約550メートル、草津は1200メートル。

倍以上の標高差がある。

 

途中、小屋があったのでしばし休憩した。

と、小屋の主人が現れて「泊まっていけ」と言われたそうである。

10代の娘が夜中歩いているのだから無理もない。

しかし、断って、歩き続けたそうである。

「到着したのは朝方4時ころだったかなぁ~」とおっしゃていた。

 

谺雄二さんが長野原駅から草津栗生楽泉園まで歩いてきたことは有名な話であるが、もしかしたら他にも徒歩で来た人がいるのではないだろうか?

なにしろ、ハンセン病者は乗車拒否された時代である。

「バスに乗しちゃぁくれなかった」とおっしゃっていた。

 

昔の人は良く歩いた。

だから今、高齢者になっても健康である。

歩くことは健康の第一歩であることを教えられたような気がする。

(が、約15キロメートル、標高差が倍以上はさすがにきつい)

 

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